岡山市 操山


小春日和のいい天気。
午後から岡山市沢田の里山センターに出かけた。
駐車場に到着しても、操山の山中?に入っていくのに迷っていたが、思い切って金蔵山古墳だけでも今日は行ってみようと山道を登った。
途中で会う方は、年配の方が多い。「こんにちは」と挨拶をしながら、頂上を目指した。

本当に空は晴天で、冬の山中なのに暖かい。
竹やぶの林を抜けて、道が2つに分かれている。

案内看板に従って、金蔵山古墳を目指す。
以前、天神山城に一気に登った時、息が切れたことから、無理をせずゆっくりと登った。坂も急でなく比較的楽なコースである。




金蔵山古墳では、古墳の内部が露出している。
大きな前方後円墳であるはずが、立ち木に阻まれて、全体は見えない。

ゆっくり、山の上を散歩するのも気持ちがいいので、山の峰伝いに、旗振台方面に移動した。

 

途中、八畳岩古墳で休憩。

この古墳は、石室が完全に露出して、石室の構造がよくわかる。
長い年月の間に、土が流れた。
半分失敗作の古墳かもしれない。
「この古墳からまっすぐに下に道がついている。土砂が流れたのもこれが原因ではないか。」
ここで出会った方の弁
この方は、操山の古墳はほとんどすべて探訪し、岡山県内の古墳もよく見て回っておられた。
金蔵山古墳、この北の山にある備前車塚古墳など貴重な情報もいただいた。

旗振台の手前の分かれ道まで同行した。


八畳岩古墳


旗振台

それから、明禅寺城跡に移動
ここから、簡単に明禅寺城跡に到着した。
岡山市内方面が一望できるが、簡単な砦の印象が強かった。


それでも、戦国時代の備前平野で最大の明禅寺合戦の舞台となった城である。
ここから、沢田方面に下る道は、いろは坂でこれを攻め上るのであれば、
大変なことである。

この天神山城から沢田に下り帰路に着いた。


沢田では、恩徳寺境内を通過させてもらった。
この門の手前に鳥居があり、鳥居と仁王門を両方くぐって
お参りする。



操山は、岡山市内に一番近い自然公園である。
行きかう人は、結構多く山の中でも寂しくない。

岡山市沢田の「里山センター」若しくは、市内電車の東山終点から、徒歩で半日操山を散策する方も多いとか。

適度の運動と歴史探訪・景色は、岡山で一番かもしれない。



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作成者 藤本典夫