奈良県吉野山
吉野の市街地から、吉野山に登っていくと黒門(金峯山寺の総門)がある。
木造の門で、黒く塗られていることからこの名がある。
これを境に吉野山宗教施設の入り口となる。
黒門(金峯山寺の総門)
金峯山寺 世界遺産
黒門から少し登ったところに、金峯山寺の主要施設があり、
白鳳年間(7世紀末)修験道の開祖・役行者がこの金峯山を
道場として修行され、そのお姿を桜の木で刻み、お堂を建
ててお祀りした。これが蔵王堂である。
仁王門(国宝)
蔵王堂(国宝)
金峯山寺は吉野山のシンボルであり、修験道の総本山。
蔵王堂(国宝)は、高さ約34m東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築。
焼失が6度目で、1591年(天正19年)現在の蔵王堂が再建された。
吉水神社 世界遺産
もとは金峯山寺の僧坊でしたが、明治の神仏分離によって神社になった。
この場所は、
元暦2年(1185年)源頼朝に追われ、源義経と弁慶らが身を隠した場所
延元4年 / 暦応2年(1339年) 後醍醐天皇の南朝御所であったこと
文禄三年(1594年)2月27日、豊臣秀吉が花見の本陣とした等で有名
吉水神社見学
豊臣秀吉の花見の本陣から金峯山寺蔵王堂を眺める。
蔵王堂を再建したのが、1591年なので、当時と同じ建物が望める。
それから、400年以上も経過している。
如意輪寺(後醍醐天皇の勅願寺)
宝物殿には、楠木正行が出陣の際詠んだ、辞世の歌を鏃で刻んだ扉や、
蔵王権現立像(重要文化財)などが陳列されている。
境内の南上に後醍醐天皇陵があり、その上り口には正行公の髷塚がある。
楠木正行公及び143名が最後の戦いに出陣する際、奉納した髷を埋めた。
楠木正行公ほか一行の髷塚